トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦い

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シルムをする王は実在した!粛宗(スクチョン)は? トンイ第46話解説(あらすじ含む)

   

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ハン・ヒョジュ、チ・ジニ主演、イ・ソヨン、ペ・スビン、パク・ハソン出演の韓国時代劇トンイ(同伊:동이)の第46話の解説(あらすじ含む・ネタバレあり)です。

自分が父と名乗らずに、昔と変わらず漢城府(ハンソンブ:한성부)判官(パングァン:판관)を名乗る粛宗(スクチョン:숙종)。(出世してないぞ!)

クムに乗せられてついにはシルムまでやってしまいます。

父王に恨みはないのかと問う判官。自分たちだけでも王の苦しみをわかっていなければならないとの母トンイの教えを理解し言にするクム。

そして別れの間際に、咳き込んでいた判官を気にかけオオバコを渡します。

涙なしには見ることのできない名シーンの数々でしたが、もちろんすべてフィクションです。史実とストーリーが交わるのは第47話以降となります。

同伊(トンイ:동이)

 

さて、今回は、粛宗(スクチョン)がやっていたシルムについて触れたいと思います。

 

シルム(씨름)

日本では『韓国相撲』と訳されるシルムですが、よく目にするティシルム(띠씨름)は、日本の相撲とは異なり、帯のようなものを太ももにかけ、それを違いが握って行います。現在では砂の上で行いますが、本来はドラマ内での描写のように道端などで行っていました。

シルムという呼称は固有語です。一説には『互いに持ちこたえて競う』という意味の慶尚道(キョンサンド)方言のシルダ(씨루다)が名詞化したとも言われています。

漢字だと角抵/角觝(カクジョ:각저)、角力(カクリョク:각력)、角戱(カギ:각희)、相撲(サンバク:상박)がありますが、これらはシルムを指す言葉ではなく、相撲の類全般を指す中国語です。

 

シルムの起源と歴史

実はよくわかってないのです。というのも、とても原始的な取っ組み合いなので、人類史と同じだけの歴史があるのです。一応記録として残っているのは、4世紀頃の高句麗古墳壁画です。

文字記録としては、1451年に完成した高麗史(コリョサ:고려사)に登場します。朝鮮第5代文宗(ムンジョン:문종)1年に当たります。

 

シルムを嗜む王がいた!

その高麗史には、第27代高麗王・忠粛王(チュンスクワン:충숙왕:1313-1330)が政治を顧みずにに下々の者とシルムに興じたとあります。王名からもわかるように、この頃の半島は元王朝の支配下にありました。

朝鮮王朝実録においても、太宗(テジョン:태종)世宗(セジョン:세종)が共に行幸先でシルム見物に興じたとの記録もあります。

 

シルム出身の芸能人

シルムの選手を知らなくても、チェ・ホンマンを知っている人は多いのではないでしょうか?彼はもともとプロのシルム選手だったんです。

カン・ホドン

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さらに韓国で有名な元シルム選手といえば、韓国でも有数のコメディアンのカン・ホドンです。一昨年の脱税疑惑でしばらく鳴りを潜めていましたが、それまでは、とても人気がありました。

彼は天下壮士シルム大会で天下壮士を5回獲得するなど、とても強いチャンピオンでした。(※よく横綱と記述されますが、チャンピオンという性格のほうが強いです)

 

粛宗がシルムを見物したのか、はたまたやったことがあるのかは、記録が残っていないためわかりません。けれど、第22代正祖(チョンジョ:정조)代の画家・檀園(ダヌォン:단원)金弘道(キム・ホンド:김홍도)が残している風俗画にシルムの様子が描かれていますので、朝鮮後期の王の目にも触れることもあったのではないかと思われます。

 

【参考】 韓国歴史年表トンイ編  ・・・ 粛宗代の史実年表。性格的にあらすじのネタバレも含まれます。

 

第47話に続く

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