トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦い

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遅すぎた再会! トンイ第14話解説(あらすじ含む)

   

[ad#300-250]ハン・ヒョジュ、チ・ジニ主演、イ・ソヨン、ペ・スビン、パク・ハソン出演の韓国時代劇トンイ(同伊:동이)の第14話の解説(あらすじ含む・ネタバレあり)です。

剣契(コムゲ:검계)の印のついた鉢巻を片手にチョンスを探すトンイ。互いにすれ違いが続き、近くにいても会えない状況。

そして、張希載(チャン・ヒジェ:장희재)の送った刺客にトンイが殺されそうになったところを助けてくれたのがチョンスでした。

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感動的な再会の場面にネズミがちょろちょろしていたのはさておき、無事再会を果たした二人を涙して視聴した方も多いのではないかと思います。

さて、この再会、チョンスにしてみると、ある意味とても残念な、遅すぎた再会でもありました。

昔、チョンスはトンイを嫁にすると言っていたし、トンイもチョンス・オラボニのお嫁さんになると言っていましたよね?トンイがまだ子供の頃の冗談めいた約束でしたが、現実に結婚しようにも結婚できなくなってしまったからです。

トンイもチョンスも賎人(チョンイン:천인)官奴婢(カンノビ:관노비)です。ほんの少し前までトンイは官奴婢の身分で掌楽院(チャンアグォン:장악원)の仕事に従事していたので、恋愛も結婚も自由な立場でした。

官奴婢というのは最下層の虐げられた層というイメージを持つかもしれませんが、平民とそうたいして変わらない処遇でした。年代や場所によっては、労働とその対価が決まっている官奴婢のほうが安定した立場だったかもしれません。

けれど、ある意味粛宗(スクチョン:숙종)の気まぐれでトンイは宮女になってしまいました。官奴婢の頂点にある宮女ですが、別の名は『王の女』です。600名ほどの宮女たちは先代王の女か、今上の女かのどちらかです。(時代により3代の宮女がいることも)

王に見初められなければ、お手つき者にならなければ、女になることもかなわないのが宮女でした。もし宮女が他の男と密通でもしたものなら、即刻謀反の罪で死罪を言い渡されました。

また、朝鮮では宮女を臣下の女房として下賜するという制度もありませんでした。内人(ナイン:나인)となった時点で王の女であり、儒教の概念により朝鮮の女には再婚が許されていないため、そのような制度もできなかったのです。

そのため、トンイの女としてのに残された道は、粛宗(スクチョン)の愛を勝ち取るか、チョンスとともに死を覚悟しつつ清に逃亡するかのどちらかです。

果たしてトンイはどのような運命をたどるのでしょう?

 

第15話に続く

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