トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦い

トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦いはトンイ考の後続サイトです。韓国時代劇トンイについて歴史的背景などを考察します。

雲鶴(ウナク)先生は実在の人物?

      2013/12/29

[ad#300-250]イ・ビョンフンドラマにはかかせないメン・サンフン(맹상훈)さんが、雲鶴(ウナク:운학)ことキム・グソン(김구선)として登場しました。このかたが出てくるとホッコリしますよね!

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延礽君(ヨニングン:연잉군)昑(クム:금)と同様、子供の頃から仙才(ソンジェ:선재)とうたわれた雲鶴先生。はたして、実在の人物なのでしょうか?

結論からいうと実在の人物ではなく架空の人物です。

以上です・・・とはいかないですね!けれど、モデルとなった人もいなく・・・困りました。

あ、仙才(ソンジェ:선재)の話をしましょうか。

 

現代韓国では天才(チョンジェ:천재)を使いますが、歴史的に天才を表すときには仙才(ソンジェ)の方を使用します。もちろん、ドラマ・トンイでのセリフも仙才(ソンジェ)になっています。

意味は神仙と同様の才能を持つもの、またはその才能です。

同様に、絶世の美女や心の美しい女性に対しては、天女ということばではなく、仙女(ソンニョ:선녀 )という言葉を使います。

なぜか?

おそらく天才とはヨーロッパの言語の対訳、例えば英語だと「genius」ですが、その訳語として日本で普及して、韓国や中国に普及したのではないかと思います。

もちろん漢語には天才という言葉が元々ありますが、近代に日本で多用されるようになった言葉というのはかなりあるのですよね。

現代中国語や韓国語から、和製漢語やそれに類する言葉を抜き取ると会話が全く成り立たないとも言いますので、天才という単語はおそらくそのたぐいの言葉に当たると思います。

というわけで、天才や天女などの字幕が出た場合には、よく聞き耳を立ててみてください!

 

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