トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦い

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昭鑑録(ソガムノク)とは?

      2012/12/21

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昭鑑録(ソガムノク:소감록)についての記録を調べてみたものの、驚くほどその資料がみあたりません。ネットに載っている情報もトンイに出てきたことを紹介するものがほとんどです。

こんな時には原点回帰。中国の資料からその姿を紐解くとします。

そもそも昭鑑録(ソガムノク)とは中国の書です。滅亡後もあるべき姿として後を追った明で製作されました。

明をおこした太祖・朱元璋に命により1373年に11巻編纂されました。 編纂の主旨は臣下・民心への訓戒・教育のためです。その後、太子や諸侯国の教育のために利用されました。

その内容は、漢以降の藩王の善悪に関する故事をピックアップして、善は法として、悪は戒めとしました。

朝鮮では5巻2冊が奎章閣(キュジャンガク:규장각)に残されています。

 

さて、この本は世子しか読むことができなかったのでしょうか?先述の通り資料がほとんどないため明確なことはいえませんが、おそらくは他の者が読んでも差し支えなかったのではないかと思います。

そもそも世子しか読むことのできないものを誰が教えるのかということになりますし、内容に国家機密があるわけでもなく故事であるため、他書から収集しようと思えばできなくはないからです。

キム・イヨン作家には一記録書の騰録類抄(トゥンノンユチョ:등록유초)を国家機密に仕立てあげた前科があるので、それを加味しても疑いの目を向けざるを得ません。

中国では清朝代に藩王として柵封された臣下がこの書の内容を教育されたという記録があるのですが、朝鮮の史料は見当たりません。

朝鮮では冊封国である事実を重視して王になるための教育書として取り扱ったのかもしれませんが、事実は定かではありません。

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